エイズ(HIV)ってどんな病気?
HIVに感染してしまうと、体内のリンパ球が破壊されることで免疫力が低下し、発症する様々な症状を総称して、エイズと言います。
他の性病に感染している方の場合には注意が必要で、HIV感染確率が3~5倍に増加するといわれています。現在では、治療方法や医療技術の進歩により、エイズ患者の死亡率が激減していますが、そのためには早期発見と早期治療が非常に重要です。
エイズ(HIV)の症状
男女共通
感染初期
- 発熱
- 喉の痛み
- だるけ
- 筋肉痛
- 風邪・インフルエンザによく似た症状
無症候期
- 約5年~10年ほどは無症状で、人によっては帯状疱疹が体の左右どちらかにできます。
エイズ発症期
- 下痢
- 激しい寝汗
- 体重の減少
- 免疫機能低下
- 感染症や悪性腫瘍にかかりやすくなる ※感染の可能性は、検査をしなければ分かりません。 ※オーラルセックスやキスによって、口から感染する場合があります。
エイズ(HIV)の治療方法
病院で検査を受け、結果が出るまでには1~2週間程度を要します。即日検査では30分~数時間程度です。
スクリーニング検査を受けた際に、『陽性の可能性あり、要確認検査』と判定された場合はそのまま確認検査へと進みます。 確認検査を受けた後に『陽性』と出た場合は、エイズを発病しないための治療を受けることになります。
現在では、様々な薬剤を用いて、HIVの増殖を抑えることができますが、体内からウイルスを完全に消失させることができません。HIVが発症してしまうと、普段ではかからないようなカビや菌などの影響を受けやすくなってしまいます。HIV感染していても、普通のキス程度ではうつることはありません。